リアクションは鈍いし、変にこまかい...

リアクションは鈍いし、変にこまかい...

これは、婚活中の友人、M子が出会った男性の話です。

彼の職業はシステムエンジニアで、社内は男性一色。
唯一の女性といえば、清掃のおばさんくらいだそうで、あまり「女性慣れ」していない感じだったみたいなんですね。

「この人、大丈夫かな～？」とちょっと心配しながらも、プロフィールでマッチングして、メールでやりとりしていると、わりと感じのいい人だったそうなんです。ところが、実際会ってみると...。

いくらM子が一生懸命話しかけても、相手の彼はほぼ、ノーリアクション。笑顔のかけらもなく、どちらかというと無表情で淡々とした感じ。電話の印象とも違うので、M子はすごく驚いたそうです。

それでも、何とか話しかけてみようと、「今日は暑いですね」と言ってみれば、ボソッと「そうですね」と彼。「この辺はよく来るんですか？」と聞いてみても、「特に用事がなければ、来ません...」。待ち合わせの場所から、カフェに辿り着くまでの数分で、すでに場の空気が微妙な感じに...。

ただでさえ、慣れない同士だと、緊張もしますし、相手の顔色を窺いながら会話を進めているものですよね？

相手のリアクションが鈍いと話しづらいものですし、「ああ、この人は自分に対して興味を持っていないんだな」と不安になります。でも、当の彼はといえば、M子に歩幅を合わせることもなく、スタスタ歩いていくというのです。

たとえ数時間でも、一緒に過ごすのであれば、楽しい時間を過ごしたい。そう思ったM子は、彼の趣味が車だと聞いたことを想い出しました。

「そういえば、車好きなんですよね？私、運転が下手...」と会話のネタを彼中心で振ったのに、ムスッとした顔で、「へえ、そうなんですね」と返されて、そこで会話は終わってしまったそう...。結局、ほぼ無言のまま向き合うだけの１時間を共に過ごし、後味悪い感じで別れたそうです。

また、別の友人、I子は、初デートの待ち合わせ場所で、ちょっとしたハプニングがあったそう。

彼の名前は「川口さん」。
写真を見て、顔を知っていたので、「かわぐちさんですよね？」と話しかけると、「ちがいます」と男性。

「写真で見た人と同じ顔なのに、おかしいな」とさらに待つこと２０分...。それらしき人が他に見当たらないので、もう一度「かわくちさんですか？」と聞くと、「そうです」と答えが返ってきました。この男性は、名前を一文字読み間違ったことを言い出せず、知らんぷりしていたのです。

「読み間違ったのは悪いけど、お互い間接的には知り合いだったんだから、一言、言ってくれればよかったのに」とI子は残念に思っていました。

さらに、初回からお茶だけでなく、食事に行ったのが、さらに事態を悪化させることに...。

お酒も入ったせいか、徐々に会話も打ちとけていき、I子的には、「いい人じゃん！」と印象アップ。ところが、いざお勘定の時になると、携帯の電卓をはじき出した彼。なんと、６円の端数まできっちり割り勘で請求されたそうなんです！

I子の気持ちは急転下。２人が一度きりのデートで終わったことは言うまでもありませんよね...。

男性心理的にも、色々あるのでしょうが、どうせ同じ時間を過ごすなら、楽しい方がいいはず。初対面の場ならなおさら、・鈍いリアクション・や・変にこまかい・ところ、女性はちゃんと見ているものです。

男性諸君には、もう少し、気をつけてほしいものですね。