相手に理想を求めすぎてしまう...

相手に理想を求めすぎてしまう...

「俳優の◎◎くんみたいな男性と結婚できたらいいなあ」、「仕事も出来て、優しい彼と付き合えたら最高だな」など、結婚したい男性像というのがありますよね？

理想の男性像を持つことは決して悪いことではないと思います。それに、これから恋愛結婚したいという女性であれば、誰もが持っているはずです。もちろん、私だって持っていますよ。

でも、目の前にいる生身の男性と自分の理想像を比較して、「ここがちがうからイヤだ」とか「私が求めているのはこんな彼じゃない」などと、批判ばかりしていると、おのずと幸せな出会いから遠ざかることになってしまいます。

１００％パーフェクトな理想の男性など、現実にはなかなかいないものです。
理想像はあくまで、自分の頭の中で作り出されたイメージなのです。

あるパーティで、婚活歴３年の女性に会ったことがあります。
彼女は、ルックス抜群の現役モデル。そのうえ、端正な顔立ちで、同性の私から見ても「うわぁ、キレイな人だなぁ」とみとれるほどでしたから、もちろん、パーティ会場でもひと際目立っていました。

そこで彼女と話す機会があったのですが、そこで仰天...。

「私、自分より背が低いとか、デブだとか、まず論外。性格も良くって、お金持ってる男しか興味ないんだよね。今日のパーティ、サイアクだわ」。

周りの女性たちもドン引きでした。
彼女がいくら綺麗であっても、人間性を疑いましたね、はっきり言って。「私が美人でスタイルがいいから、それに釣り合う男性なら誰でもいい」、私にはそう聞こえました。

もちろん、容姿や職業、年収などは、相手のことを知るうえで重要な要素だと思います。特に、結婚に至る前の段階＝恋愛の入口では、これから先の展開を左右するポイントにもなるでしょう。

でも、それらはあくまで表面的なことです。
「格好がよくて、社会的に立派ならそれでOK」という理想を堂々と公言する限り、彼女が素敵なパートナーに出会えることはないのだろうなあ、と失礼ながら感じてしまいました。

せっかくパーティに来ても、「彼ってエリートよね？」、「この時計、どこのブランドかな」、「デート代にはいくらぐらい使うかな」などと相手を値踏みしてばかりいると、その態度も伝わってしまいます。

結果、「ああ、この女性は中身のない人なんだな」と思われてしまうのも時間の問題かも。本当に幸せな結婚がしたいと願うのなら、外見と同じように、相手の内面をきちんと知ることはすごく大切だと思います。